アルミ角パイプの継ぎ方

角パイプを繋ぐジョイント材
- 角パイプを繋ぐジョイント材
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「ろしなんて」では要所々にアルミ角パイプが使われているのですが、大体の部分は専門業者に依頼して溶接で製作してもらっているのですが、製造工程上の都合でどうしても最後に組み立てをしないといけない部分が何箇所かあり、そこは溶接できないのでジョイント材を製作して角パイプを接合しています。
写真のようにアルミLチャンネルとL型に切り抜いた木材を組み合わせて角パイプに挿入して接着剤とリベットで固定しています。
L型の木部は3Dプリンターで作ってもいいのですが…
木製だとリベットをカシメる時にリベットが木を押しのけて潰れてしっかりカシメられるのだけど、3Dプリンターの樹脂製だとリベットが樹脂に負けてあまり潰れないためにしっかりカシメられないので木製の方がしっかり固定できると思います。
また木部は接着剤でしっかりコーティングされているし、雨とか当たらない場所なので耐久性も問題ないと思います。
アルミ加工の専門業者に聞いたところによると、アルミ同士の溶接でも溶接した箇所の盛り上がりをそのまま使うのであれば強度的に心配ないのだけど、表面をフラットに研磨すると強度が大幅に落ちるのでできるだけ溶接箇所を削りたくないのだとか、もちろん実用上問題のない強度は確保できているのだけど…
そうはいっても表面が凸凹だと使い難いので溶接痕を研磨してもらうのですが、写真のようなジョイント材を使ってリベット接合で固定する方が溶接部を研磨したものより強度があると、商売っ気のない見解でした。(笑)
まぁ〜ジョイント材は手作りで0.5mmくらいの精度で作らないといけないので、かなり手間がかかるので出来るだけ専門業者さんに溶接でお願いしているのですけれどねぇ〜